少年野球向け野球専門用語/初心者にもわかりやすく解説

子供の野球に行った際、周りの保護者の方や関係者の方が話してる内容に、野球の専門用語はよく使われます。

また子供との野球会話でも必ずと言っていいほど野球の専門用語が出てきます。

あまり使われない細かな専門用語までは覚える必要はないですが、覚えていた方が少年野球LIFEを楽しめそうな用語だけをピックアップしてわかりやすく解説しています。是非参考にしてみてください。

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攻撃で使われる専門用語

アベックホームラン

同じチームの選手が同じ試合でホームランを打つこと。(連続ホームランでなくてもいい)

会話例

『A君とB君がこの試合でホームラン打った!アベックホームランだね』

アベレージヒッター

試合などでよくヒット(安打)を打つバッター。ホームランよりもヒットを多く打ち、高い打率を残す好打者のことを言います。

会話例

『C君はこのチームのアベレージヒッターだね』

安打(あんだ)

打者が打って塁に出ること。ヒットとも言います。

打者が打った打球を相手チームがエラーして塁に出た場合は安打にはなりません。また、走者がアウトになったり場合も安打にはならない場合もあります。

安打の数を○○安打と言います。

会話例

『A君は(この試合3本ヒット打ったから)今日は3安打だね』(3ヒットとは言いません)

安打の種類

シングルヒット:一塁に到達のヒット。

ツーベースヒット:二塁に到達のヒット。二塁打とも言う。

スリーベースヒット:三塁に到達のヒット。三塁打とも言う。

ランニングホームラン:途中の塁で止まることなく、ホームベースまで到達のヒット。

タイムリーヒット:走者がホームに帰り得点が入ったヒットのこと。

一本足打法

打者の打ち方の一つの呼び名。

投手の投球に合わせて、打者が投手側の足を上げて、軸足(捕手側の足)だけで立ち、タイミングを取る打ち方。

王貞治さんやヤクルト山田哲人選手などの打ち方。

会話例

『C君の打ち方は足を大きく上げて打つから一本足打法だね』

インサイドアウト

バットの出し方。スイングする際にバットのヘッドが内側(体側)から外側に向かって振り出すこと。体に巻き付いてバットが出てくる。反対にヘッドが外側から内側に振ることをドアスイングと言う。

会話例

『A君のスイングはインサイドアウトで振れている』

エンタイトルツーベース

打者が打った打球がワンバウンドなど地面についた後にスタンドに入った場合、打者は二塁まで進むことが出来ること。(走者は2つ先の塁まで進める)

会話例

『B君が打った打球がワンバウンドでフェンスの越えたのでエンタイトルツーベースとなった』

オーバーラン

塁を走り越えること。

会話例

『A君はヒットを打った。二塁に行こうと一塁をオーバーランしたが相手の外野手の肩が強かったので二塁に行くのをやめた』

犠牲(ぎせい)フライ

バッターがフライを打ちアウトになっても、相手の選手が捕球後、走者が次の塁に進んだ場合の打者のフライの呼び名。犠飛とも言う。

会話例

『A君の犠牲フライでB君がホームに帰り1点が入った』

犠打(ぎだ)

打者は、走者を次の塁に進めるために、バットを振らず、バットにボールを当てて転がす打撃のこと。バントとも言う。

会話例

『A君はB君を次の塁に進める犠打を成功させた』

クリーンナップ

日本では3・4・5番バッターのことを言います。意味は塁の上にいるランナーをホームに返すこと(塁を一掃する)が期待される強打者と言う意味からそう呼ばれています。(クリーンアップとも言う)

会話例

『うちのクリーンナップは最強だ』

クリーンヒット

打った瞬間、外野に抜ける強烈(綺麗な)なヒットのこと

会話例

『C君はクリーンヒットを放った』

サイクルヒット

同じ試合で同じ打者が一塁打・二塁打・三塁打・ホームランを打つこと。

会話例

『B君は今日の試合でサイクルヒットを達成した』

サヨナラ

最終回の裏の攻撃で得点を挙げ、試合が終了すること。

ヒットで得点が入ることをサヨナラヒット、ホームランで得点が入ることをサヨナラホームランと言う。

会話例

『A君のサヨナラヒットで試合が終わった』

スイッチヒッター

左右どちらでも打つバッターのこと。

会話例

『C君はスイッチヒッターだ』

スクイズ

三塁に走者がいる場合、打者がバントをして走者をホームに返すこと。

二塁三塁の走者がスクイズで二人生還した場合、ツーランスクイズと言う。

会話例

『A君のスクイズで1点が入った』

スコアリングポジション

一本のヒットでホームに帰って来れる塁のこと(二塁・三塁のこと)。得点圏とも言う。

会話例

『今日の試合、初めてスコアリングポジションに塁を進めた(二塁もしくは三塁までランナーが来た)』

スタメン

スターティングメンバーの略。試合に先発する選手たちのこと。

会話例

『A君は今日の試合が初スタメンだ』

スライディング

ランナーがベースに着く前に滑ること。手(頭)から滑ることをヘッドスライディングと言う。

会話例

『B君のスライディングはとても上手だ』

セフティーバント

打者が一塁でセーフになる為にする犠打(バント)のこと。投球と同時にバントの構えをして意表をつくバント。

会話例

『A君は三塁手が後ろに守っていたので意表をついてセフティーバントを試みた』

走塁妨害

相手の野手が走者とぶつかるなどした場合。走者は次の塁に進める(審判が判断する)

会話例

『C君は走塁の時、野手とぶつかり転んだが、走塁妨害になり次の塁に進んだ』

打撃妨害

打者が打つ時にバットがキャッチャーのミットに当たること。打者の打つ妨害をしたということで、打者は一塁に進める。(わざとの場合は守備妨害となる)

会話例

『A君は打撃妨害で一塁に進んだ』

タッチアップ

バッターがフライを打ち、相手の選手が捕球後、走者が次の塁に進むこと。

捕球後に走者が次の塁に進むプレーのことをタッチアップ、打者が打ったフライのことを犠牲フライと言う。

会話例

『A君は浅い外野フライでもタッチアップでホームに帰ってきた』

ダブルスチール

二人のランナーが同時に盗塁すること。

会話例

『A君とB君がダブルスチールを決めた』

デッドボール

ピッチャーのボールがボールゾーンでバッターの体に当たること。死球とも言う。

ただし、ストライクゾーンで体に当たった場合(ストライクの判定)や、わざと当たりに行ったり避けなかったりした場合(ボールの判定)はデッドボールにならない。

会話例

『A君はチャンスで打席に入ったがデッドボールだった』

バントエンドラン

ランナーが盗塁してバッターがバントすること。

会話例

『A君はバントエンドランで一塁から三塁まで進んだ』

フルベース

一塁・二塁・三塁にランナーがいる状態のこと。満塁とも言う。

会話例

『フルベースで4番のA君に打席が回ってきた』

ライナー

打者の打った打球が鋭く直線的に飛ぶ打球のこと。直線的に飛んだ打球でも鋭くなく緩い打球の場合は、ハーフライナーと言う。

会話例

『A君の打球はライナーでスタンドまで届いた』

守備で使われる専門用語

イレギュラーバウンド

打球が不規則に跳ねること。土のグランドでは選手の足跡などで凸凹が出来て、イレギュラーバウンドが発生する場合がある。

会話例

『A君はイレギュラーバウンドした難しい打球を上手く処理した』

インフィールドフライ

フェアゾーンの内野フライを野手が捕球する前にアウトと審判が宣告すること。

インフィールドフライになるのはノーアウトもしくはツーアウト、ランナーが一塁二塁もしくは満塁の場合。

野手がフライを落球した場合、打者はアウト、走者は進塁しても良い。分かりにくい面もあるので、宣告された際は打者はアウト、その他はインプレーの認識でいれば良い。

会話例

『ノーアウト満塁で打者が内野フライを打ち上げ、インフィールドフライの宣告が出た』

インプレー

プレーが続いている状態のこと。

会話例

『インプレーなのに走者が塁を離れていたのでタッチした』

押し出し

満塁の場面で、打者にフォアボール又はデッドボールを与えてしまう。三塁走者は本塁に帰って1点が入る。

会話例

『押し出しで逆転した』

カバー

味方野手の捕球や送球が逸れた場合のために、すぐに捕球出来るよう後ろに回り込み走者を次の塁に行かさないようにすること。バックアップとも言う。

会話例

『味方の送球が暴投になったが、A君が後ろでカバーして進塁を防いだ』

完全試合

1試合全てアウトに取ること。(ヒット、フォアボールも無し)

9回までの場合、27人全てアウト

5回までの場合、15人全てアウト

会話例

『A君は先発し、完全試合を達成した』

完投

先発投手が、試合の最後まで投げ切ること。

会話例

『A君は完投してチームは勝利した』

完封

試合を0点で終えること。

0点に抑えた:完封勝利

0点に抑えられた:完封負け

会話例

『A君は決勝戦で相手打線を封じ込め、完封勝利で優勝した』

敬遠

打者と勝負せずフォアボールを与える作戦のこと。強打者の時や、二塁、もしくは二塁三塁の場合に敬遠する場合が多い。

会話例

『ランナー二塁三塁で守りやすくするため次の打者を敬遠した』

ゲッツー(ダブルプレー)

二つアウトを取ること。

会話例

『ワンアウト満塁のピンチでショートゴロでゲッツーを取った』

三遊間

サードとショートの間

会話例

『ショートは三遊間寄りのポジションをとった』

中継プレー

目的の場所まで一人で投げるのではなく、間に野手が入り送球を繋いでいくプレーの事。カットプレーとも言う。

外野手からバックホームする場合、間に内野手が入る。外野手は内野手に送球し、捕った内野手がホームへ送球する。

会話例

『ワンアウトランナー3塁でセンターフライが来た。センターからショートへ中継プレーでバックホームしタッチアップのランナーをアウトにした』

トンネル

野手がゴロ捕球する際に捕球出来ず股の下を通ってしまうこと。

会話例

『A君はゴロ捕球する際にトンネルしてしまった』

二遊間

セカンドとショートの間

会話例

『ショートは二遊間寄りにポジションをとった』

パスボール

投手の球を捕手が捕れず、ランナーを進めてしまうこと。

会話例

チャンスで相手チームがパスボールして同点に追いついた

バックホーム

ゴロやフライを捕った野手がホーム(キャッチャー)へ送球すること。

三塁ランナーをホームでアウトにするプレーのこと。

会話例

『三塁ランナーがスタートを切ったのでA君はバックホームした』

ファインプレー

難しいゴロやフライを捕ったり、処理する素晴らしいプレーのこと。

会話例

『A君は難しいゴロをファインプレーしてアウトにした』

フィルダースチョイス

野手選択(野選)と言う。

野手の判断ミスでアウトが取れなかった場合のプレーのこと。

例えばランナー1塁で打者が内野ゴロを打った。内野手は一塁に投げればアウトを取れたのにダブルプレーを狙い、二塁に投げたが二塁がセーフとなり、打者も一塁でセーフとなった場合。

会話例

『ワンアウト一塁で打者がバントした。サードはダッシュして捕り二塁へ送球したがセーフとなりフィルダースチョイスとなった』

フォースアウト

進塁しなければいけないランナーが次の塁に到達する前に、その塁(ベース)に触れるかランナーにタッチしてアウトにすること。

会話例

『ワンアウト一塁二塁で三遊間寄りのショートゴロが来たのでショートはサードに送球し、フォースアウトを捕った。

ワイルドピッチ

ピッチャーが暴投を投げること。

キャッチャーも捕れない球をワイルドピッチ

キャッチャーが捕れるがミスして捕れなければパスボールと言う。

会話例

『A君は力んで投げてしまいワイルドピッチをしてしまった』

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