少年野球向け試合中に守備で意識すること/意識が選手のレベルを上げる

少年野球は毎週のように試合があります。

多くの試合を経験出来ることは子供達にとってとても良い経験となります。

試合の場数を踏むことで誰でも成長はしますが、野球人としてさらに成長していくためには意識してプレーすることが重要です。

今回の記事は、試合の中で守備の時にどんなことを意識すれば良いのかを紹介します。将来野球人として成長していくためには小学生のうちから高い意識を持つことが上達に繋がります。

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攻守交代は全力疾走

攻守交代は全力疾走でとよく耳にしますが、なぜ全力疾走しないといけないのでしょうか?

大人でも理由がわからず、これをやれと言われてもなかなか続けてやることは出来ません。

それは子供達にとっても同じですので理由を伝えてあげるようにしましょう。すると子供は自然と自分の守備位置までダッシュします。

守備位置へのダッシュ

野球は攻撃の時は打者やランナー以外はベンチにいますので体を動かしていません。

いざ守備についた時に、いきなり打球が飛んでくることもあります。すぐに体が動くように守備位置までアップのつもりでダッシュすることで、守備の時にいつでも体が動けるようにすることが出来ます。

ベンチへのダッシュ

守備が終わりベンチに戻ってくる時も『さあ今から攻撃するぞ』という雰囲気を作ってチームに流れを引き寄せるために全力疾走しましょう。

これから攻撃するぞと一人一人がモチベーション上げると攻撃のリズムも良くなり試合の流れを引き寄せることも可能です。

攻守交代の全力疾走の理由
・守備で動けるようになるためのアップ
・攻撃のリズムを作る。
・流れをチームに持って来る
・やるぞと自分のモチベーションを上げる

高校野球などを見てても出来ているチームと出来ていないチームでは、やはりチーム力に差が出てきますのでしっかりと全力疾走する理由を教えてあげましょう。

アウトカウントの確認

アウトを取った後など主にキャッチャーからアウトカウントのかけ声を出すことはよくあります。

しかし次のバッターの時にファールやボールが続き球数が増えた時に、アウトカウントを忘れてしまうことがたまにあります。

忘れた場合には近くの野手に確認すれば解決するのですが、忘れてることにも気付かない時が最悪です。

アウトカウントのことが頭から離れて、ただ投手と打者の勝負を見ているだけの状態に陥っています。

ただ見ているだけの状態の時に打球は来るものです。もしランナーがいた場合など捕球して次のプレーを想定していないから慌ててしまいミスをするといった事になりかねません。

常にアウトカウントを確認するという意識を持つ事でこういったミスを防ぐことが出来るので守備ではアウトカウントの確認を必ずする意識を持ちましょう。

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守備位置の確認

守備の時は自分が守っている位置を常に意識することが大切です。

相手打者の特徴やアウトカウント、ランナーの有無、得点差や何回なのかなどで常に守備位置は変わってきます。

間違ってもいいので自分で考えて移動することで今後の成長にも繋がってきます。

監督やコーチに「なぜそこにいたのか?」と言われた時にしっかりと答えられることが大事です。

周りの選手の守備位置確認

自分の守備位置以外にも周りの選手の守備位置の確認もしていきましょう。

内野手であれば、外野手が下がっていれば外野手の前への弱いフライが来た場合は内野手が追う必要があります。

また、ショートを守っている選手がセカンドベース寄りに守るのであれば三遊間のゴロはサードが追う必要がありますしセカンドは一二塁間寄りに守ることも出来ます。

周りの選手の守備位置の確認をすることで事前に自分がどこまでの範囲の打球を追うことが出来るのか確認出来ますし、自分の守備位置も合わせて移動する必要も出てきます。

確認の声

守備位置を移動したことを周りの選手に伝える声も確認の声の一つです。

他にも打球を捕球した後どこに投げるのか、ゲッツーを取りに行くのかアウトカウントを増やしていくのかなど、どういう守りをしていくのかの確認の声を出す意識を持ちましょう。

また、盗塁が来たらベースにはショートが入るのかセカンドが入るのかなど打者によって変えるのでベースカバーなどの確認も必要です。

試合状況を把握しチーム全体でどうやって点を与えずに守り抜くかを考えることで個人としてもチームとしても成長するスピードが上がります。

3歩先まで予測し準備出来る選手になるように毎試合臨んでいきましょう。

カバーリング

インプレー中は何が起こるかわかりません。

捕手から投手への返球、または牽制球や牽制球を捕球した野手から投手への返球など、ボールが動いている間は必ずインプレーです。

送球が逸れたり、捕球し損なったりする可能性はありますので対角線状にいる野手は特に走者がいる場合は必ずカバーに行かなくてはいけません。

ボールが動いている時にはミスが起こると想定して動くことを常に意識しておきましょう。

まとめ

少年野球では試合数が多いので様々な経験を積むことが出来ます。

試合に出場していてもベンチにいたとしても常に先のプレーを意識して行動や声出しをすることで、ただ試合をこなしているだけの選手とでは圧倒的に成長していくスピードが変わってきます。

これだけ試合を経験出来るのは小学生のうちだけですので、是非高い意識を持って臨んでいきましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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