初めての少年野球/失敗しない野球チームの選び方と経験談まとめ

少年野球チームはどこに入れたら良いのか。

子供が野球をやりたいと言い出した時、どこのチームに入れてあげたらいいのか当然悩む問題です。我が家も悩みましたし一度チーム移籍もしました。なぜ移籍したのか、どうすれば良かったのか紹介します。

少年野球チームは一度入ってしまったら、『何か違うな』『チーム方針がちょっと』『子供が馴染めない』などの理由が後で出てきても、すぐに辞めて違うチームに入れてあげる事は容易ではなく、後ろめたい気持ちや揉め事など様々な理由でなかなか辞める事が出来ない事もあります。

入団させる事は簡単でも、辞めさせる事は物凄く神経を遣いますので色々検討してから悔いのない少年野球LIFEを満喫して下さい。

経験談から少しでも参考になれば幸いです。

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野球チームに入れる理由

息子が野球したいと言い出したら、まずは野球チームに入れる理由を考えましょう。

野球チームに入れる理由
1.野球が好きだから
2.友達に誘われた(友達がいるから)
3.運動させたいから
4.集団行動させたいから
5.野球が上手くなりたいから
6.その他

子供を野球チームに入れる理由は各家庭様々です。理由によってチームを選ぶ基準が変わってきますので、それぞれ説明していきます。

通っている小学校の校区内に野球チームがあるか

野球チームに入れる理由が1〜4の場合、まずは校区内のチームに入団させることを第一に検討しましょう。

校区内のチームの場合、同じ小学校の友達がほとんどの場合が多い為、入団後も特に問題なく卒団を迎えることになる事が多いです(例外はあります)。

チーム情報などは同じ小学校に通う友達に確認したりHPなどで調べて確認しましょう。

≫全日本軟式野球連盟

校区内のチームの体験に行こう

野球チームに入れる理由が1〜4の場合で、校区内にチームがあれば、すぐにでも体験に行きましょう。チームに友達が多い場合や母友達がチームにいる場合は事前に情報をもらって入団準備を進めましょう。

子供の友達がいない・母友達もいないという状況でしたら何度か体験に行き子供が打ち解けているか、楽しそうにしているか様子を確認しましょう。

また、体験は一度だけではいけません。最低でも、練習と試合には行きましょう。試合はチームには体験申し込みせず、試合会場をHP等で調べて、遠目から見てる方がいいかもしれません。

理由は、監督・コーチの試合中の様子を見るためです。試合中、暴言・罵倒しているチームはよくあります。そのようなチームではないか確認するためです。野球の事で指導している分には問題ありませんが感情的になって大声で叫んだりしているチームは絶対辞めておいた方が良いです。子供がすぐに野球嫌いになるからです。

校区内に野球チームがない場合、もしくはあるけど監督コーチの暴言が酷いチームしかないといった場合は、隣の校区や子供が自転車で通える範囲にあるチームの検討をしましょう。

野球が上達出来るチーム

野球チームに入れる理由が5の場合、以下の事を確認しましょう。

確認内容
・野球出来る環境か(グランドがあるか)
・監督・コーチの怒号がないか
・野球の練習をしているか
・他の子供の野球レベル
・通わせる事(送り迎え)は可能か

野球出来る環境か(グランドがあるか)

野球をする為にはグランドが無ければ出来ません。少年野球のほとんどのチームは専用球場を持っていません。河川敷や小学校のグランドを確保して練習しているチームは多いと思いますが、中には公園や高架下で練習をしているチームも少なくはありません。

専用球場が無くても(あれば良し)グランドで練習出来るチームかを確認しましょう。グランドがあればより上達は早いです。

監督・コーチの怒号がないか

野球のプレーに関して、大きな声で指導したりする事は問題ないです。しかし全体練習で個人を批判するような罵声、野球のプレー以外の怒号などなど、このような声があるチームはやめときましょう。良いことはまず無いです。

野球の練習をしているか

これはよく意味がわからない方もいるかもしれないですが、少年野球チームにはよくあります。

走塁練習に体力強化の為のトレーニング、バント練習に無駄に多い送球練習(キャッチボール含む)、これらの練習が多すぎる。

もちろんこの練習は大事です。やらなければいけないこともわかりますが、バッティング練習がほとんどない、そして守備練習も少しやって終わり。

少年野球は試合が多いのでバッティングや守備の練習時間が圧倒的に少ないと感じます。

特にバッティングに関しては、練習が少な過ぎるため、練習終わって親子でバッティングセンターに通い練習しているご家庭もあります(実際我が家がそうでした)。

守備に関しても、守備力を上げるには基本練習の他に、ゴロを受ける数が絶対に必要です。とにかく数を受ける。それが上達のスピードを上げる方法です。

野球の基本である、打つ・守るの練習をしているチームを探しましょう。

他の子供の野球レベル

同学年の子供の人数は揃っているか、そして子供達の野球のレベルは自分の息子よりも上かを見ます。簡単に言えば競争出来る相手がいるかということです。

早いボールを投げる子や打力がある子、足が早い子、守備が上手い子。野球のプレーで自分の息子よりも上のレベルが多ければ多いほど望ましいです。

高いレベルの中でやれば、自分の足りないところや、やらなければいけない練習など自ずとわかってきます。

良いお手本が同じチームにいるのは最高の環境です。

ただし、すぐには試合には出れない可能性はありますので理解しておく事が大事です。

試合に出れなくても大丈夫です。小学生がゴールではありません。その後の将来の為です

通わせる事(送り迎え)は可能か

条件に合うチームがあっても遠方の場合、車や電車での通いとなります。その場合、親御さんの負担も出てきますので可能かどうかをご家族で検討する必要が出てきます。(通わす事が出来ず、練習を休ませてしまうことにならないように十分に検討しましょう)

チーム移籍することになった場合

我が家同様、始めにしっかりと検討する事なくチームに入団し、その後チーム移籍を考える事になった場合はどうすれば良いか。色々と注意点がありますので参考にしてください。

まずは子供の希望を考える

親の都合や親同士の人間関係などでチーム移籍を考えるのは少し検討が必要です。まずは子供のことを第一に考えていきましょう。

子供がそのチームでやりたい、仲の良い友達もいる、そんな状況の中、親の都合で移籍するのは子供の野球熱が冷める恐れがあるのでやめておきましょう。

まずは『子供の為』と割り切って少年野球LIFEを楽しむよう行動や考えを変えてみましょう。

どうしても無理になった場合に子供と話し合い、そして監督コーチなど話せる方に相談してみてはいかがでしょう。

移籍することに決めたら

いきなり退団しますと言わない事が大事です。まずは、チームの監督(もしくは子供の学年を任されている方)に相談する。

現在退団する方向で考えていますと退団する理由もその時に話しておきましょう。チームに残る雰囲気も出しながら、現状の問題が解決出来ないなら退団の方向で。との流れで後で揉め事が起きないようにしておきましょう。

退団する場合は、チームやチームメイトのご家族と揉める事がないように親御さんの努力は必要です。子供にとって必ずどこがで繋がりはありますので、子供のために最大限努力しましょう。中学になってまた同じチームに入る可能性もありますので。

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我が家の移籍の動機

YouTubeがきっかけ

軟式野球のチームに入団して一年が経った頃のこと、たまたまリトルリーグの試合の動画を見る事がありました。それは同じ小学生が硬球で戦っている動画です。

引用元;AIG損保 YouTube

リトルリーグの動画が長男の野球熱を刺激しました。

レベルの高い野球、スピード感溢れる野球、綺麗な球場で出来る野球、全てが素晴らしかった。検索すればいくらでも出てくるので、一度見て欲しいです。

少年野球を否定するつもりはないですが、待てのサインばかりのファーボール狙い、バントばかりのエラー待ちの野球。全てとは言わないがこういうチームは少なくなかったです。

息子が入っていたチームはそうではなかったですが、対戦相手でよく見かけました。そのような勝ちに行く姿勢が私はあまり好きではなかったし、長男にも教えたくないような野球です。

あの動画を見てから長男の野球に取り組む姿勢も変わりました。それまでも練習はしていましたが、動画を見てからは毎朝6時から7時まで公園でノック。夜は最低300球以上のティーバッティングをしていました。

練習を続けていくうちにもっとちゃんと練習が出来る環境がないか調べていると県内には数チームのリトルリーグのチームがあることを知りました。リトルリーグにはバンダリー制度というものがあり、住んでる地域で入れるチームが限られているということでしたので入団可能なチームがどのような練習をしているのか知りたくて、すぐに体験に申し込みました。

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練習内容が衝撃だった

体験練習に参加して練習内容に驚きばかりでした。

私が高校の時にやっていた全体練習とほぼ同じ練習をしてたのです。午前中は何班かに分けて3箇所でバッティング練習&個別で内外野ノック。昼休憩後、トレーニングや内外野に分けてノック&連携プレー。何より子供達がキビキビ動いて声も出ている。野球のレベルも高かった。長男も慣れない硬球で上手く出来ない事もあったが必死で周りについていこうと頑張っていたように見えました。

体験が終わり、帰りの車の中でどうだったか聞きたら『楽しかった!俺ここでやりたい』と笑顔で答えた。だがその後すぐに、疲れたのかすぐに車の中でぐっすりと寝ていました。色々と慣れない状況の中、頑張ったのでしょう。

ただ、親の目から見ても長男の野球のレベルはこのチームでは一番下でした。恐らく今のままでは試合にも出れないし練習についていくのもしんどいかもというレベルです。

それでもこういう中で野球出来れば、長男の野球レベルも成長する可能性もあります。

答えはすぐに出さず、お願いをして約3ヶ月間ほど体験という形で練習に参加させてもらいました。子供というのは凄いというか3ヶ月もいると何年も一緒にいるかのような感じで仲良くなっていました。

野球のレベルはというと…

やはりまだまだついていけてない様子でしたが、守備は何とか慣れてきました。ただバッティングはまだまだついていけてません。

それから毎日のように試行錯誤しながら今も必死で頑張っています。

まとめ

まずは子供が野球をしたい理由を聞いてみましょう。

野球チームに入れる理由
1.野球が好きだから
2.友達に誘われた(友達がいるから)
3.運動させたいから
4.集団行動させたいから
5.野球が上手くなりたいから
6.その他

このどれかに当てはまれば、校区内のチームを探したり通える範囲のチームの体験にいきましょう。安易に決める事なく、十分検討してからでも遅くはありません。

また移籍する事になった場合は、子供の希望を聞いてあげましょう。ただし子供は知らないことが多いので親御さんが色々と調べてあげて子供に選択させてあげるようにしましょう。

良いチームに巡り合えるだけで野球の楽しさや素晴らしさなどを経験出来ますので、是非参考にしてみてください。

最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。

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