少年野球のうちに覚えておきたい守備技術!当て捕りをマスターしよう

『当て捕り』という言葉をご存知でしょうか。私は野球経験者で、しかも内野手でしたが正直を言って学生の頃はこの言葉は知りませんでした。

この言葉を知ったのは約2年前、ある野球イベントに息子と行った際に野球YouTuber向さんにお会いしたのがきっかけでした。

その時、向さんが当て捕りを得意としているということを知り、当て捕りとはどういう捕り方かと思い調べてみると...現役の頃、私もよくやっていた捕り方でした。

ただこの捕り方に名前があり、しかも当て捕りという呼び方だということはこの時知りました。

今回は野球未経験の少年野球保護者の方向けに『当て捕り』について紹介していきます。

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捕球には3種類の方法がある

まずは野手の捕球方法です。

飛んできた球をグローブで捕球しますがグローブを掴むのか・掴まないで捕るかで呼び方やグローブの中のどこで捕るかが変わってきます。

  1. 掴み取り
  2. 捻り捕り
  3. 当て捕り

呼び方が一般的に合っているかわかりませんが私はこの呼び方を使っています。捕り方に関してはどの捕り方でも問題ないと考えています。各々に合う捕り方が一番良いです。では、それぞれどういった捕り方なのか説明します。

掴み捕り

これが一般的な捕り方です。飛んできた球をグローブのウェブ下のポケットに当て5本の指で掴むように捕る捕り方です。

グローブの一番深いポケットで捕球するため落球や弾かれる事が少ないです。

ただし、一番深いポケットにボールがあるため握り替えが遅くなります。

捻り捕り

捻り捕りとは、掴み捕りと同じような捕り方ですが、掴む指が掴み捕りの場合5本指全てで掴むのに対し、捻り捕りは親指以外の4本指で掴む捕り方のことです。

グローブのポケットもウェブ下の一番深い場所で捕りますので、落球や弾く心配が少ない捕り方ですが、握り替えが少し遅くなります。

元阪神の鳥谷選手モデルのグローブがこの捕り方の型になっています。

当て捕り

当て捕りはその名の通り当てて捕る捕り方です。

グローブの中指と薬指の下の面に飛んできた球を当てて球の勢いを吸収します。そして面に当たった瞬間に投げる方の手で球を掴みます。

上級者になれば、親指の付け根の場所に当てて捕る当て捕りをしている方もおり、速すぎてどう捕ってるかも見えません。

当て捕りは、グローブに当たった瞬間に握り替え出来るため早く送球することが可能となりますが、落球やうまく握り替えをすることが難しいため、技術が必要となります。

当て捕り技術をマスターしよう

当て捕りが出来るようになるには、始めはとにかく遊びでやることです。

グローブをどの向きに向けるのか、グローブのどこに当てればいいのか小学生のうちに遊びで覚えておきましょう。試合やチーム練習では出来るレベルまでならなくても、グローブの使い方が周りの子供よりも上達することは間違いありません。

中学生や高校生になれば普通に試合でも使えるくらいのレベルまで上達する可能性もありますので、小学生のうちは遊び感覚でやりましょう。

家で出来る当て捕り練習

家で出来る当て捕りの練習方法については以前の記事に動画付きで載せていますので下の記事をご覧ください。同じことを外でも出来ますので是非参考にしてください。

キャッチボールでやってみる

キャッチボールの始めは距離が短いので、始めの短い距離の時だけグローブでボールを掴まずに面に当てて捕ってみましょう。

この時のコツとしてはグローブの面は飛んで来る方向に向けずに45°くらい下に向けてやりましょう。そして投げる方の手でグローブの面に当たったと同時くらいにボールを捕ります。

また、グローブは出来るだけ開いておくのもコツです。グローブの中に入れている手をパーにしてやってみましょう。

当て捕りでゴロ捕球をしてみる

今度はゴロ捕球でやってみましょう。ゴロの場合も同じで始めはグローブの面の角度を45°くらいでやってみましょう。そしてやっていくうちに当て捕りしやすい角度を体で覚えていきます。

キャッチボールの時と同じで投げる方の手は必ずグローブの側に置いておき、グローブの面に当たった瞬間に握りましょう。

飛んで来た球を捕るのは必ずおへその前、つまり体の正面で捕りましょう。右投げの場合、体の左側では右手が遠くなりグローブの面に当たった瞬間に握ることが難しくなります。体の右側で捕ると体が流れてしまい、バウンドが変わった時や送球する体勢が崩れてしまい上手く処理出来ません。

ゴロ捕球の基本は体の正面で行いましょう。

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当て捕りをやってみた

最後に、小学生の間は当て捕り練習は遊びでやりましょう。とにかく楽しくやることが上達への近道です。目的は今出来るようになるのではなく中学や高校になった時に出来るようになればいいのです。

では、遊び感覚で練習した動画を撮影しましたので載せます。まだまだ試合では使えないですが、やり始めの頃よりは少しずつ上手くはなっています。

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