すぐに治る手打ちバッティングの矯正法!上の手はグリップを握らない

息子が野球を始めて約3年。守備に関しては着々と上達し上級生にも負けないくらいの技術は付いてきました。

ただバッティングが問題でした。

ヒットは打つことは出来ていましたし、バットの芯に当てることも出来ていました。では、何が問題かと言うと、

手打ちが治らなかったのです。

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手打ちになると何がいけないのか?

手打ちのバッティングで打てるのは少年野球の時だけ

手打ちでもヒットは出ます。息子も去年一年間の打率は.480打っていました。でも少年野球では5割以下は並の選手の成績なのです。

これはどこのチームにいても、軟式硬式関係なく小学生の野球はどこでも同じだと思っています。その理由は簡単です。小学生の守備は完成されていないからです

少年野球では外野に飛べばヒットになる可能性があります。内野ゴロでもすぐに間を抜けて外野手まで抜けていくことがあります。いわゆるクリーンヒットではない、ラッキーヒットです。

これでは中学生や高校生になってくると野手のレベルも上がり、少年野球ではヒットになっていた打球は全て普通に処理されてアウトになります。

我が家は、ヒットという結果だけで子供を褒めたり、アウトという結果だけでがっかりはしないです。

いくらヒットを打っても、内容が悪ければちゃんと説明してあげていいバッティングが出来るように練習します。

アウトになっても、しっかり打てたアウトならやってきた練習の成果が出たと褒めてあげます。

手打ちのバッティングでは強い打球が打てない

少年野球は結果ではないです。内容が大事です。それは少年野球でいい結果を出すことがゴールではないからです

我が家は、少年野球の間はとにかく強い打球を打つことが出来るように意識しています。

強い打球のセカンドゴロなら私は息子を褒めてあげます。ほんの少しだけボールの上を打ってしまっただけの打ち損じだからです。そこを少し下を打てれば右中間をライナーで抜けるヒットです。

打ち方としては問題ないので、次はそのほんの少し上を打ったのをほんの少し下を打てるように練習すれば良いだけだからです。

バッティングは打ち損じが絶対にあります。プロ野球選手でも7割失敗しても好打者と言われます。アウトになっても内容が良ければ問題ありません。

手打ちすると何がいけないのか?

強い打球が打てないからです。強い打球が打てないと飛距離も出ません。バットが外から出てドアスイングになり大きなフォロースイングも出来ません。

息子の手打ちバッティング

息子(左打ち)は、打ち終わり(フォロースルー後)のグリップの位置が必ず右腰の前にありました。

野球経験者ならわかると思いますが、打ち終わりにここにグリップを持ってこようとすると必ずドアスイングになります。もしくはインコースの球を窮屈に打つ時かです。

普通はインサイドアウトでバットを出し、インパクトのあとバットのヘッドはピッチャー方向に向き腕が伸びた状態になり、フォロースルーも大きくなります。

だか息子は野球始めた頃からインパクト後、腕を体の方に引き寄せてしまう癖があったのです。これを我が家では手打ちと呼んでいる打ち方です。

これをどうしても直してあげたかった。

色々な練習も試したし、練習道具も購入しました。でもどれも我が家では効果がなかったです。

でも...ようやく手打ちを直すきっかけを見つけました。この方法で1ヶ月練習しました。そうすると良い感じでバットも振れ、先日の試合でも今までにはなかった強い打球を打つことが出来ました。

ずっと直らなかった手打ちのバッティングを矯正できた練習方法

この練習方法で息子は強い打球打てましたが、今まで練習でもあまり打てなかった他の子供にも同じ練習させたら試合で強烈な打球を打つことが出来ました。

バッティングには打ち方の正解はないと思っていますので、今から紹介する方法が合わない方は今回のブログは無視してください。他にいい方法は絶対にあります。

試すだけ試して、合わなければバッティングの引き出しとして置いといてください。いつか役に立つかもしれませんので。

では練習方法紹介します。 

練習方法

上の手は手の平にグリップを当てる

まずはバットの握り方ですが、グリップを握る時に下にくる手はいつも通りそのまま握ってください。そして上の手はグリップを手の平に当てて指は開いた状態にしてください。

右打ちの方は右手の指が開いたまま、左打ちの方は左手の指が開いたままの状態にします。

上の手でグリップを押しながら振る

そして、その握りのままバットを振る。

この時に意識することは、指を開いてる手の平でバットを押し出すことを意識して振ってください。

そうやってバットを振ると、普通に握って振る時よりも手の平でグリップを押し出す感覚が出てきます。

それを感じることが大事なのです。

実際に打つ時はグリップの上の手の手の平でインパクトの瞬間に球に負けないように押し込みが必要です。この押し込みの感覚を掴むには非常にいい練習ですし、ヘッドスピードも上がります。

練習時の注意点

ここで注意する点があります。

押し出す方向です。インパクト後はグリップをピッチャー方向に押し出すイメージで振ってください。右打ちの場合、押し出しがショートやサード方向に行かないようにする。こうしてしまうとコネるバッティングになってしまいますので注意してください。

次に、フォロースルーの際、上の手はグリップを握っていないので、下の手だけとなります。バットを飛ばさないようにしてください。

そして、この振り方をするとフォロースルーが大きくなります。大きくなっているのか子供ではわからないので確認してあげてください。

また、バッティングセンターやフリーバッティングで練習する場合の注意点ですが、子供なのでどうしてもボールにバットを当てにいってしまう場合があります。これでは練習になりませんので、初めは空振りでもいいのでしっかり押し出す意識だけを持って振れるようにしましょう。

初めはボールを打つのではなく、バットを振ったところにボールが来るというイメージがわかりやすいかもしれません。

この練習方法を何週間かやれば、手打ちのバッティングの子供には矯正されます。インパクトの時の音や打球の質も変わりました。

ただし、これは手打ちのバッティングの直し方ですので、他にも下半身の使い方やトップの作り方、胸郭の使い方、振り出しの力の抜き方やバットの出し方などバッティングには他にも色々と考えないといけないことがあります。

今後も色々な練習方法について紹介しますので参考にしてみてください。

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まとめ

練習方法

  • バットを握る時、下の手は通常の握り、上の手は指を開いて手の平にグリップを当てる。
  • 上の手でグリップを押し出す感覚を覚える
  • フォロースルーは大きく

注意点

  • ピッチャー方向に押し出す
  • フォロースルーでバットを離さない
  • 前から来るボールに対して、ボールに当てにいかない。
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