【小学生向け速く走る練習】走力は武器になる

野球では全てにおいて優れている選手のことを三拍子『走・攻・守』揃った選手という言い方をします。

野球を始めてから息子とは『攻・守』に関しては色々と勉強して練習してきましたが、『走』に関しては全くといっていいほど練習してきませんでした。

野球する上で『走』はとても武器となります。

記憶に新しいところでは昨年行われた「第2回 WBSC プレミア12」。ソフトバンクの周東選手の足で世界を驚かせ見事世界一を奪還しました。

あの足は相手選手にとっては脅威です。あの武器を息子にも身につけさせたいと色々と勉強しています。

野球にとっての走力は、ただ足が速いだけでは通用しません。足が速い&ベースランニングの技術が必要となります。

今回は足が速くするためのポイントを紹介します。

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子供は走り方を知らない

人は生まれてきて数年でで自然と立って歩けるようになり、いつの間にか自然と走るようになります。

野球する上で、打つ・捕るといった技術に関しては親や指導者に教えてもらう機会がありますが、走ることに関しては子供達は自己流の走り方で走ります。

自然と体を上手く使って走る子供は走るのが速いです。今は走ることが苦手な子供でも走り方を知れば速く走ることが出来ます。今はただ走り方を知らないだけです。

速く走るためのポイントは3つ

速く走るために注意していく事は多くありますが、大まかにみれば3つのポイントがあります。

  1. 跳躍力
  2. 交差力
  3. 地面反力

『走る』という動きはこの3つの動きの連続となります。

走るのが遅い子供はこの3つのどれかが出来ておらず、3つのバランスが崩れてしまっていることが速く走れない原因と考えられます。

それでは3つのポイントについて説明していきます。

①跳躍力

『走る』とは両足を交互に連続ジャンプして前に進んでいくことです。

このジャンプ(弾む)力のことを跳躍力と呼びます。

人が走る時には、弾んでいる自分の体重が地面に当たって進行方向に弾むことで体が移動していきます。

イメージとしては空気の入ったボールが前へ弾んで進んでいく様子です。

ボールのように弾んでいくには膝や腰、足首が潰れてしまわないような姿勢を取る必要があります。

自分の体が最も良く弾む方向やタイミングの感覚を掴めば跳躍力も上がり自然と前に進む力が付いてきます。

【練習方法】

②交差力

交差力とは、右足と左足を交互に地面について、弾んで体を進めていくため、必ず前の足と後ろの足を入れ替えるため交差させる力のことです。

この入れ替える動作のことを専門的には『切り返し動作』とも呼ばれ速く走るために非常に重要とされている動作となります。

イメージとしては、両足をハサミの刃と思い、空気を切っていくような感じで走る。この動作が行われる位置やタイミングが合えば、より速く走ることが可能となります。

【練習方法】

③地面反力

上手く体をはずませて、前後の足をベストのタイミングで交差できたとしてもそれだけでは速く走ることが出来ません。

理由は空中にいる時は体を前に進めるための力が不十分だからです。

前進するのに必要なのは足が地面についた時にしっかり蹴ることが必要となります。

この地面を蹴る力のことを地面反力と言います。

しかし地面を蹴るタイミングが早いと体の前で押してしまいブレーキをかけてしまいます。逆に遅すぎると地面を蹴りすぎてしまうため交差動作が遅れてしまいます。体の真下で押しきるのがベストなタイミングです。

【練習方法】

3つのポイントを発揮させるためには

先ほどの3つのポイントを正確にバランス良くするためには正しい姿勢を取らなければ全て崩れてしまいます。

頭の先からかかとまで一本の棒が入ってるイメージで体を真っ直ぐにします。いわゆる体の軸を作るということです。

もともと体は腰や膝、足首が曲がることで大きな衝撃を吸収して関節や筋肉を保護していく機能を持っていますが、速く走る上では曲がりすぎることで地面から得た「走る力」が曲がった方向へ逃げてしまい地面からの走る力がスピードに伝わらなくなります。

力を上手く伝えれる正しい姿勢をとることで、より効率よく力を伝えて速く走ることが可能となります。

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まとめ

速く走るためには3つのポイントがあります。

  1. 跳躍力
  2. 交差力
  3. 地面反力

このポイントを抑えるためには体の軸をしっかり保ち、走ることで速く走れることが可能となります。

是非参考にして試合で相手が脅威となるような走りを物にしましょう。

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