バッティングにおいて、悪い打ち方として一番多いのがバットのヘッドが外から出てくる打ち方、いわゆるドアスイングがあります。
ドアスイングの癖がついてしまったら矯正するのがとても大変です。
『ヘッドスピードが上がらない』『飛距離がなかなか出ない』と言った悩みであれば、それは子供が成長するにつれて筋肉や体力がつくことで解決出来てきます。
しかしドアスイングのようにバッティングフォームの悪い癖に関しては小学生のうちに出来るだけ早く矯正する必要があります。
Contents
インサイダーバットについて
ドアスイングを矯正するために良い方法がないか色々と調べたらインサイドアウトのスイングが自然と出来るようになるという野球ギアを見つけました。
今回はこのインサイダーバットを購入して使ってみましたので色々と紹介していきます。
インサイダーバットとは?
まずはこの写真を見てください。これがインサイダーバットです。
シャフト部分がくの字に曲がっていて特殊な形をしています。芯の所には平らな板になっています。
シャフトの素材は航空機などにも使われている高級アルミニウムで作られており、最短距離で振らなければ飛ばない設計です。
そしてグリップにも工夫がされており、自然と正しい握りが出来るような形状をしています。
独特な形をしたインサイダーバットで練習すれば手首の返しが早くなることを矯正でき、ミートする力が上がります
インサイダーバットの種類
インサイダーバットには2種類のサイズがあります。とても軽いので小さな子供も使用出来ます。
サイズ7は大人の方も使用可
メジャーリーガーも愛用
MLBヒューストン・アストロズ所属のカルロス・コレア選手やUSA女子ソフトボール代表のナターシャ・ワトリー選手も練習で、このインサイダーバットを使用し効果を実証して活躍しています。
練習方法
いきなりインサイダーバットで振るのも良いですが、なかなかすぐには上手く打つことが出来ませんので上手く打てるように順を追って説明します。
片手で軽く合わせて打つ
まずは片手で軽く合わせるイメージで振りましょう。右手で何球か打ったら次は左手で打ちます。必ず交互にスイングを確認しながら軽く振りましょう。
この時の注意点としては顔を残して振ることです。顔が打球方向に向かないように打った後もインパクトの場所を見るようにして打ちましょう。
両手で軽く合わせて打つ
次は両手で打ちます。でもまだ焦って強く振らないでくださいね。今度は先ほどと同じように両手で軽く合わせる感じで振りましょう。まずは感覚を掴むことが大事です。
この時も必ず顔は残すことを心がけましょう。
両手で振り切る
インサイダーバットの感覚がわかってきたらいよいよ両手でしっかり振り切りましょう。
ここで意識することが3つあります
体を開かない
軽く合わせて打つ時に、顔を残して打っていたのは強く振った時に体が開かないようにするためです。体が開いてはインサイダーバットでは上手く打つことが出来ませんのでしっかり体が開くのを我慢して振りましょう。
ボールの内側を打つこと
インサイダーバットは特殊な形をしています。グリップが先に来ないと芯の所の板でしっかりとボールを当てることが出来ません。
ボールの内側を打つ意識でインサイダーバットを振れば板の所がボールに対して90°で当たるため、しっかり打つことが出来ます。
フォロースルーを大きくとる
体を開かないようにボールの内側を打つことを意識して振れば自然とフォロースルーが大きくなります。
無意識でやるよりもフォロースルーを大きくとると意識して練習すればより上達していきますのでしっかり意識していきましょう。
インサイダーバットの効果
インサイダーバットで練習することで自然と身につく効果があります。
それはドアスイングになっていると真っ直ぐに飛ばないので自分で打球方向を見てフォームの良し悪しがわかることです。
打った感覚も何か違うなと自然と体でわかります。
ここがインサイダーバットの素晴らしい所です。
周りから見たらスイングの悪い箇所はわかりますが自分ではなかなかわからないものです。しかし、インサイダーバットでは体が違和感を感じてスムーズに振れるように自分で調整出来るところがこのインサイダーバットの特徴です。
インサイダーバットのデメリット
ここまでインサイダーバットの良さを説明してきましたがデメリットもあります。あくまで私個人としての意見ですのでデメリットに感じない方もいるかもしれません。
軟球を打つと手が痛い
上手くインサイドアウトで打てるようになると軟球で打ちたくなります。しかし軟球では失敗した時などかなり手が痛いです。
軟球で打ってしまうと手が痛くて子供が打つことが恐怖に変わってきますので、柔らかいボールで練習しましょう。
持ち運びが困難
くの字になっているためにバットケースやバックパックに入れることが出来ません。家の外でも少しフォームを確認したいとなっても大きめのカバンが必要となるので少し大変かもしれません。
我が家では家で練習するようにしています。
インサイダーバットと合わせて使おう
ボール
インサイダーバットで練習するには柔らかいボールが必要です。公園などでも練習出来るのでとても良い練習が出来ます。
参考に柔らかいボールも紹介します。このボールは自宅用に購入しておくと非常に便利です。
家の中では軟球や硬球は使えないので、バッティング練習や守備練習、または送球練習など色々な練習に使えますので重宝します。
置きティースタンド
インサイダーバットの練習は置きティーでの練習が効果的です。
インサイダーバットの購入方法
インサイダーバットを購入するのはネットで簡単に購入可能です。
まとめ
インサイダーバットは独特な形をしており、手首の返しが早くなることを矯正できるドアスイング矯正ギアと言ってもいいかもしれません。
練習法としてはまずは軽く振ってインサイダーバットの特徴を体で感じながら慣れることが大事です。
慣れてきてから体が開かないようにボールの内側を打つようにしっかりスイングすると自然とフォロースルーも大きくなってきます。
今まで悩まされてきたドアスイングを矯正できる野球ギアが注目を浴びています。
是非検討してみてはいかがでしょうか。私は購入して良かったです。
下にインサイダーバットのリンク貼っておきますのでじっくりと研究してみてください。
では最後までこの記事を読んで頂きありがとうございました。