スローイングは野球においてとても重要なプレーの一つです。難しい打球を処理してもスローイングがしっかり出来ていなければアウトが取れません。
キャッチボールからしっかり相手の胸に投げろと指導してもスローイングの形がバラバラでは上手く送球出来ません。
私の息子は上手く送球出来ませんでした。そこで腕の使い方のコツを教えてみるとコントロール良く送球出来るようになりましたので、今回はスローイングの腕の使い方のコツについて紹介します。
基本的な方法なので少年野球チームでも指導してもらえる内容だと思いますが、少しのコツを覚えればもっと柔らかく腕を使うことが出来て安定したスローイングが出来ます。
そのコツを紹介します。知ってる内容かもしれませんが、なかなか出来ていない子が多いと思います。そして出来ている子は無意識で出来ています。
この3つのコツさえ覚えればより安定したスローイングが出来ると考えていますので是非参考にしてみてください。
スローイングの腕の使い方
基本的な腕の使い方
腕の使い方についてですが、ボールを握って投げようとした時に腕に力が入ってしまっては柔らかく腕を使う事が出来ません。
腕を脱力させる
まずはボールを持って腕の力を抜いて下に腕を垂らせましょう。この時ボールを落とさないように指先には力は入れておいてください。ただし、入れすぎには注意です。
この時に手の平は体の方に向いています。ここで軽く手の平を背中側の後方に向けましょう。手の甲は体の正面に向きます。これはボールが体の方に向かないようにするためです。
肘を吊り上げる
次に肘を上げていくのですが、この時にコツがあります。初心者や小学生は肘を上げる時にどうしても腕全体を上げてしまいます。力が入ってしまうと関節が固まってしまい肘がしっかりと上がってきません。肘を上げようと意識するのではなく、脱力した状態で肘だけが上に引っ張られる感覚で上げていきましょう。
肘だけが吊り上げられた感覚です。ボールを落とさないようにする指先だけの力で、あとは肘を吊り上げましょう。
この感覚は小学生にはなかなか理解出来ない子が多いので始めは子供に腕を脱力させて大人が服の肘の辺りを引っ張ってあげてみてください。感覚が掴みやすくなります。
頭の横で円を書く
肘を吊り上げたら自然と上がらなくなる場所まで上げましょう、そしてそのタイミングで次は手を頭と肘の間に持ってきます。そこで円を書くように回します。
この時も腕は脱力しましょう。遠心力を利用し腕の手首や肘関節は柔らかくすることを意識して投げましょう。
肘から前に出す
頭の横で円を書いたらあとは肘から前に出します。この時も肘から先は脱力して手は肘に引かれるような感覚で投げます。最後は親指が地面の方に向くようにしましょう。
野手のスローイング
野手は捕球してからすぐに送球しなければいけません。野手の場合は、腕を脱力させる箇所を省きます。捕球したらすぐに肘を吊り上げ手を頭の横に持ってきて、あとの流れは同じとなります。
スローイングで意識することはとにかく脱力することです。脱力することで関節が固くならないので腕を柔らかく使えます。
あとは私の感覚ですが、硬球の場合はボールと接触している指先は少し強めに力を入れています。その方がボールがすっぽ抜けることがないからです。これはおそらく人によって変わってきますので合うやり方でやってみてください。
最後に、送球を安定させるためにはグローブを付けている方の肩は投げたい方向に向けることを意識しましょう。当たり前のように聞こえますが小学生はなかなかこれが出来ていないです。意識していきましょう。
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