バッティング上達するためには上半身や下半身の動き、体重移動やスイング軌道と色々と考えることがたくさんあります。
その中でまず覚えていきたいのが『バットの握り方』です。
今回はバットの握り方について紹介していきます。
握り方にも正解はないと考えています。人それぞれ体格も感覚も違ってきますので、スイングスピードが上がり、体のパワーがボールに一番伝わる握り方がその子にとって正解の握り方となります。
握り方にも色々な方法がありますので、是非試して子供に合った握り方を掴んでください。最後に現在我が家で実践している握り方も紹介していきます。
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バットの握り方
一般的にはバットを握り方は2つの握り方がありますので紹介します。
パームグリップ
バットのグリップを手の平全体で握る握り方のことをパームグリップと言います。
バットを初めて握る子供や少年野球の子供のほとんどがこの握り方です。
パームグリップのメリットとしては、インパクトの際に手の平全体で押し込む事が出来るため、球の衝撃に負けないパワーが出ます。
ただ、小学生の場合このメリットを理解して振っていない事が多いです。ただ単に手の平全体で握ってバットを振っています。
パームグリップはグリップと手の平に空間が出来ないので遊びが作れません。そのために手や手首に余計な力が入ってしまい手の平全体で押し込む事が出来ない子供が多いので注意しましょう。
この握り方の場合は、力の抜き方に注意して手の平で押し込むことを意識して振りましょう。
フィンガーグリップ
名前の通り、指先でグリップを握る握り方のことをフィンガーグリップと言います。
第一関節のところにグリップを置き、指でグリップを握ります。この握り方は、パームグリップとは違い、手の平とグリップの間に空間が出来るため遊びが出来て手や手首を柔らかく使うことが出来ます。
メリットとしては、手首を柔らかく使えるためバットコントロールがしやすくなります。そして手首を使うことでテコの原理でヘッドスピードを上げることが可能です。
ただ手首の使い方のタイミングを間違えれば球の勢いに負け、強い打球を打つことが出来ません。また、重いバットを使っている小学生はヘッドの重さに手首が負けてしまい、インパクトの時に手首が伸びてヘッドが下がることもあります。
小学生の場合、フィンガーグリップの握りの時はあまり重いバットを使わないようにしておきましょう。
バットはどの指で握る？
2種類のバットの握り方を紹介しましたが、どちらの握り方でも握る指で力の入れ具合や手首の使い方が変わってきます。代表的な指の使い方をここでは紹介します。
5本の指全てを使う
グリップを握る指は親指・人差し指・中指・薬指・小指の5本全てを使って握ります。
野球を始めたばかりの子供はこの握り方が多いです。
3本指で握る(中指・薬指・小指)
中指・薬指・小指の3本指でグリップを握り、人差し指と親指は握らない(添えるだけ)。
手の中で遊びが増えるため、手首がよく使えるようになる。この握りの場合人差し指を立てて握るバッターが多い。
3本指で握る(親指・人差し指・中指)
親指・人差し指・中指の3本指でグリップを握り、薬指と小指は握らない(添えるだけ)。
親指・人差し指の方が力を入れやすいバッターがこの握りにする。
下の手の小指・薬指はグリップエンドに添える。上の手の小指・薬指は下の手の人差し指の上に添える。
我が家のバットの握り方
息子が野球を始めた時から、色々な握り方を試してきました。でもどうしてもなかなか息子にとっての正解の握り方が見つけれず、試行錯誤しました。
そこで数ヶ月前にようやくスイングスピードもあり、強い打球で打球音も今までとは違うようになった打てる握り方を見つけました。
その握り方を紹介します。
我が家のバットの握り方
左打ちの場合
右手
- フィンガーグリップ
- 3本指(親指・人差し指・中指)
左手
- パームグリップ
- 5本指(但し5本全て添えるだけ)
この握り方が一番息子には合っています。そしてこの握り方で毎日ティーバッティングで練習していますが、打つ時にはこの握り方の前に少し握りを変えて練習もしています。すると今まで以上に打球音が変わって強い打球を打てるようになりました。
まとめ
バットの握り方には2種類あります。
パームグリップ
バットのグリップを手の平全体で握る握り方
フィンガーグリップ
バットのグリップを指(第一関節)で握る握り方
握る指によっても力の入り具合が変わってきます。
- 5本全ての指で握る
- 3本指(中指・薬指・小指)で握る
- 3本指(親指・人差し指・中指)で握る
バットの握り方は正解はありません。まずは色々な握り方があるということを理解し、子供に合う握り方を試してください。そこで一番スイングが早く強い打球が打てる握りを確認してあげてください。それこそが正解のバットの握り方です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
